みなさんは自分のことを有能だと思いますが?無能だと思いますか?
仕事をする中で一度は「自分は無能かも・・」と感じることもあったかと思います。
けど本当の無能だとすると、本人はその自覚すらないものです。
みなさんが「自分は無能」だと思う理由はシンプルにその業務の経験値やスキルがまだ足りていないだけなのです。
この記事はこんな人におススメ 周りと比べて自分は能力が低いと感じてしまっている 仕事でのアピールが苦手 今は実力不足だと理解しているが、なんとか立ちまわりたい
中堅サラリーマンともなると、自分の苦手な仕事も降りかかることが多く、なんとか評価を落とさず乗り切りたいものですよね。。。
今回は、スキル不足でも仕事をこなす立ち振る舞いについてお伝えします。
それではどうぞ。
そもそも無能と気付ける人は実は優秀?
仕事をしていると「なんで自分は出来ないんだ」と感じること多いですよね。
新しい仕事であったり、プロジェクトであったりと「はじめて取り組む」ときに感じやすいものです。
ただこの感情は、あくまで自分を客観視して、周囲と比較したうえでの自己評価です。
実は本当に無能の人は、このような評価すら出来ていません。
つまり、「自分は出来ていない」と感じている方は、自分自身を客観的に評価できている「優秀な方」だと言えます。
ダメな人ほど自己評価が高い
能力が低い人ほど自己評価を正しく認知できない、といった傾向が見られます。
これをダニングクルーガー効果と呼びます。
ダニングクルーガー効果とは、能力の低い人が「実際の評価と自己評価を正しく認識できずに、誤った認識で自身を過大評価してしまう」こと。心理現象である「認知バイアス」のひとつです。
なので「自分は仕事が出来ていない」という感情は、自身に正当な評価ができているということになります。
実績を積んできたからこそ難しい仕事を頼まれる
先ほどお伝えしたように「自分が無能かも」と感じるときは、新しい仕事やプロジェクトを行っている時が多いです。
ただ、このような新しい仕事を任されるって、凄いと思いませんか。
それは自分自身が社内外で積上げてきた実績を評価され、抜擢された仕事だと言えます。
つまりそれだけであなた自身は優秀なのです。
新しい仕事は他人から引き継いだり、従前の業務と並行して取り組むなど、以下のような状況で任されることが多いはずです。
すぐには対応できない業務例
- 本業務が忙しく、取り掛かれる時間が非常に少ない
- まわりの人は自分以外が経験者
- 専門性が高く多くの経験値が必要
- 引継ぎがない、もしくは業務がブラックボックス化している
この状況でも能力を発揮できるのは、一部の超優秀なスーパーマンだけです。
上記の状況で自身が無能で辛いと感じたとき、それは業務キャパを把握できていない上司の責任ですので、決して自己嫌悪ならないでくださいね。
スキル不足でも仕事をこなす立ち振る舞いとは
とはいえ、仕事を任された以上、まだまだ経験値やスキル不足であっても、なんとか乗り切りたいものです。
そこでスキル不足でも仕事をこなす立ち振る舞いお伝えします。
ぜひ実践して社内評価を維持また獲得していきましょう。
雑務を率先して行う
もし実務での貢献が難しい仕事の場合、雑務を買って出てみてください。
仕事に伴う雑務は非常に面倒で、できればみんな避けたい業務だと言えます。
よく発生する雑務の例
- 打合せや商談の議事録を取る
- 社内関係者の日程調整
- クライアントへの連絡
- 社内申請や申請書の作成
みなさんは中堅サラリーマンなので、もっと付加価値の高い仕事を求められるかもしれませんが、新しい仕事で貢献度が低そうだと思った時には、率先して雑務もやるように手を上げましょう。
みんながしたくないことには、評価が生まれやすいです。
雑務を続けると業務の手順やポイントを理解することができてくるので、そのタイミングで仕事面での貢献や自身のストロングポイントをアピールしていきましょう。
社内キーマンの取り組み姿勢に同調する
新しい仕事やプロジェクトには、それらを指揮するキーマンが存在します。
そのキーマンの言動や行動は見逃さず、同調しましょう。
キーマンの考え方を理解する
- この仕事に対する意気込みはどの程度であるのか
- どこまでをゴールとして定めているのか
- キーマンとその他メンバーとの人間関係
- 自分はどのポジションでキーマンと付き合うか
一般的に人は自分と同様の考えを持つ人をに好感を抱くようになります。
同調することで、社内キーマンの理解者として評価され仕事自体を進めやすくしてくれます。
逆に自分が理解できていない、貢献ができなさそうな仕事でキーマンに対して否定的な発言をすることはやめておきましょう。
取り組み姿勢や考え方はしっかりと把握したうえで同調しておけば、あなたも立派なプロジェクトメンバーの一人になれます。
自分なりの考えは準備しておく
どうせ貢献度が低いから会議は聞かずに内職でもするか・・・ってときに上司から「お前はどう考えている?」と質問が来ることはありませんか?
会議やMTG、商談の場面でも「自分の意見や考え」を求められることは多くあります。
しかもそれは突然振られてきます。
たいていの場合、上司自身が考えがまとまっていない、もしくは会議自体の流れを生み出すための質問ですので、そんなに深く考え込む必要はありません。
「すぐ打ち返す」ことが重要ですので、内容は多少薄くでも大丈夫です。
自身の考えや案などはいくつか準備して自信を持って堂々と発言さえしておけば、決してあなたが無能だとは誰も思いません。
商談や会議の立ち回りを徹底する
最後は「自分は理解していますよ」と魅せるちょっとしたテクニックになります。
無能と思われないレベルで「コイツは理解してるな」と思わせるちょっとした小ネタなので、ぜひ試してみてください。
①会議では誰かの意見に乗っかって発言 「○○さんと同意見ですが、、」と前置きして発言すると理解しているように見えます。 ②タイミングよく相槌 キーマンと同じタイミングで相槌することで、重要ポイントを理解しているように見えます。 ③みんながメモるタイミングでメモる 重要な発言であった可能性が高いです。同じようにメモを取りましょう。 ④突然振られたら会議資料を振り返る 意見を求められたときに「資料の前のページに一度戻ってください」と言うと、考えて発言しているように見えます。 ⑤会議後は足早に退出する 忙しいと思われるため、会議後に詳細を聞かれることはなくなります。
まとめ
今回はスキル不足であったとしても仕事での立ち振る舞いについてお伝えしました。
あなたは無能ではありません。
新しい仕事に抜擢された優秀な人物です。
もし無能だと感じても、それは現時点でスキルや経験が不足しているだけですので、まずは立ち振る舞いに全力を注ぎましょう。
それまで評価を保ち、自信を持って取り組んでください。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。