職場で優秀な後輩がいる場合、みなさんは
ライバルになるかも、、とピンチだと思いますか?
それとも味方になるかも、、とチャンスだと思いますか?
考え方は千差万別ですが、一般的には中堅以上の社歴になると「自分の立場が抜かれてしまうのでは・・・」と考えてしまいますよね。
ただ、考え方と接し方によって優秀な後輩という存在は自分の仕事の効率化をはかる絶好のチャンス!だと言えます。
たんパパも一時は優秀な後輩をライバル視していましたが、今では味方にして「より仕事をやりやすく」することに成功しました。
今回はたんパパが実践していた優秀な後輩との接し方、についてお伝えします。
この記事はこんな人におススメ
後輩と自分を比較してしまい劣等感を持っている
優秀な後輩と上手く仕事を進めたい
周囲に影響されず仕事ができる人になりたい
今後みなさんが「優秀な後輩がいるな!チャンス!」と感じてくれると嬉しいです。
それではどうぞ。
優秀であってもなくても、後輩への接し方は難しい・・・
そもそも後輩って接しづらくないでしょうか?
それはあなただけでなく、後輩という存在は一般的に接しづらい生き物なのです。
まずは、後輩への接し方の悩みと優秀な後輩とはどういう人物であるのか、を整理します。
後輩との接し方はみんな悩んでいる
エン派遣の調査によると「職場の年下社員との接し方で悩んだことはありますか?」との問いに対して実に54%が悩んだ経験があるとの結果でした。
叱ることができない、、、ジェネレーションギャップを感じる、、、など
みなさん後輩の接し方について、様々な悩みを抱えていることが伺えます。
また「その他」には優秀すぎて困るの回答もあり優秀するぎ後輩は先輩社員にとって「扱いに困る」ようです。
出典:エン派遣 「年下社員との接し方(2018年8月調査)」について
優秀な後輩の特徴とは?
一般的に優秀な後輩とはどのような人物なのでしょうか。
たんパパの10数年の社会人人生で「あ、コイツ優秀だな・・・」と感じた後輩の特徴は以下になります。
優秀な後輩の特徴
- 仕事を覚えるのが早い
- 常に前向きで勉強熱心
- 責任感が強く、自分の芯がある
- 社内やクライアントとのコミュニケーションが上手い
- シンプルに仕事で結果を出している
年齢や社歴が先輩というだけで上記の、すべてのパラメータを上回っておかないと・・・なんて考えることが多いです。
全くそんな必要はありません。
後輩が優秀であるかどうかは、絶対評価でなく自身と比較しての相対評価から感じることが多いので、気にしすぎることは禁物です。
相対評価とは、集団内での比較に基づいて評価する方法
絶対評価とは、特定の目標の達成度に基づいて評価する方法
まずは自分は自分と感じることを前提に。
そのうえで後輩と上手に接していきましょう。
優秀な後輩が近くにいるメリットとは
優秀な後輩は信頼を得る・味方に付けなければとても脅威となる存在です。
「上司から比較されるプレッシャー」「自分の仕事を取られてしまう」などピンチになりうる可能性を秘めています。
しかし、信頼を得て味方にすることができれば、多くのメリットをもたらしてくれる存在なってくれます。
優秀な後輩を味方にするメリット
仕事を振ることで、業務効率化や得意なことに集中する時間を作ることができる
振った仕事は自分でこなしてくれるため、指導の手間が掛からない
後輩が成果を上げることで、指導していた自分の評価も上がるときがある
新しい知識や意見を言ってくれるので、自分へのいい刺激や勉強になる
後輩が転職しても、その転職先(いい会社である場合が多い)から仕事につながる交友関係が広がることがある
優秀な後輩はいい刺激と得意なことへの時間、幅広い交友関係をもたらしてくれます。
一つ言えることは優秀な後輩はレアキャラであり、あまり多くはいません。
そのメリットを享受するには、ただ先輩だからと待っているのでなく、自らがコミュニケーションをとることが絶対条件と言えます。
優秀な後輩を味方にする5つのコツ
それでは優秀な後輩から信頼を得る接し方を5つお伝えします。
信頼を得ることで、後輩はあなたの味方になります。
仕事面で間違いなくあなたのプラスに動いてくれますので、できること・できないことがあるとは思いますが、ぜひ試してみて下さい。
①自分の重要な仕事を任せてみる
みなさんも自分にとって重要な仕事があると思います。
- 大口の営業クライアント
- 専門的な知識を要する業務
- 自身がリードしているプロジェクト など
これらを思い切って任せてみてください。
重要な仕事を任せる寛大さ、抜擢されたことによる肯定感から、後輩の評価はグッと上がることでしょう。
また自分自身が注力してきた仕事なので、知識や経験も高いレベルにあるはずです。
堂々と仕事を任せて指導する姿は後輩にしっかりカッコよく映ることでしょう。
②意見をしっかり聞いて、迷っていたらフォローする
優秀な後輩であっても、時に悩んだり相談してくるときもあります。
そのときは、意見をしっかり聞いてあげてください。
「AとBどちらを選べばよいか?」「この方法であっているのか?」などの意見を求められる場合は、後輩の意見を聞いたうえで、自身の考えを伝えることとしましょう。
後輩の意見を尊重する、ことは信頼を得るためのファーストステップです。
自身の得意な仕事を任せて、相談を受けることができれば、信頼を得るための準備は万端です。
ここに注意
- 相談されていないのに、余計な指導はウザがられるだけ
- 意見を聞いたうえで、自分自身の考えを伝えてあげる
- 忙しくても時間を取ってあげる
③社内情報や社内交友関係もシェアする
仕事だけでなく、情報や人脈も共有することで、後輩から一目置かれることもあります。
社内情報や交友関係は入社が先である先輩社員の特権です。
社内情報や社内交友関係の例
- 社内資料やマニュアルなどの社内サーバの保管場所
- 過去の営業事例やプレゼン資料の共有
- 各部署のパワーバランスとキーマンの紹介
- 社内危険人物の有無
後輩に共有できる情報は惜しみなく共有してあげましょう。
④ランチやカフェなどはできる範囲でごちそうする
シンプルな解のひとつですが「おごる」もとても重要な行動です。
みなさんも新人ときにご飯をごちそうしてくれた先輩はなんだかいい人にみえちゃう。ってありませんでしたか?
逆にキッチリ割り勘などされた場合、なんか付いていきたくないなぁと本能的にと思ってしまいますよね。
後輩は非常にシビアに先輩を見ているものです。
仮に仕事ができていても、ケチな人は敬遠されてしまいがちです。
ごちそうするという行為には、人それぞれの考え方があると思います。
家庭がある場合の中堅社員の場合、家庭の事情で「ごちそうできない」ということも多いと思いますので、割り切って信頼を損ねないために後輩とは食事に行かないと決めるのもありです。
⑤成果を一緒に喜び、自ら上司に報告する
後輩が成果を出したとき、そのときの立ち振る舞いはとても重要です。
特に優秀な後輩は、短期間で大きな成果を上げてきます。
そのときに嫉妬心から「無視する」「嫌味を言う」などの行動をしてしまうことは絶対にやめましょう。
優秀であっても人付き合いが苦手だったり、アピール下手な後輩も多く存在します。
なので後輩の成果を一緒に喜んだうえで、自ら上司やメンバーに報告してあげて下さい。
成果を共感でき、上司に報告することで、後輩はあなたのことを味方だと思ってくれます。
そして、味方となった後輩はあなたに多くのメリットをもたらしてくれるでしょう。
まとめ
今回は優秀な後輩がいるメリットと信頼を得る接し方についてお伝えしました。
優秀な後輩に怯える必要はありません。
しっかりと上手に接していれば、きっとあなたの味方となり多くのメリットをもたらしてくれます。
加えて、誰しもが後輩の接し方に悩んでいます。
自分だけでない、と気軽に考えていけるきっかけとなればうれしいです。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。